リンゴ

こんばんは、お元気ですか?

おじいちゃんに会って、リンゴもらいました。

食材いっぱい詰めてくれたリュック背負って電車で一時間半、一緒に食事してリュックごとおいて帰るおじいちゃん。

ご飯食べないときは改札通らずにリュック渡してくれて、少し話してまた電車乗って帰るおじいちゃん。

お母さんにいつも預けてたんだよね。

それを渡しに来てくれる優しさと、日課のようになってる日常が、あと何回経験できるんだろう。

お母さんがもういないこと、ここ数日は、存在していたことの方が現実でないような気がしてならなくなりました。

もういないんだと思う日もあれば、遺影を見て、生きてた時期があったことの方が信じられないような気持になる日もある。

居なきゃ私は産まれてないけど。

お父さんが、夜中にフルグラ頬張って床にミルクこぼしながら初恋の話をしてくれた。

話し終わったら、食べ終わった食器床に置いて去ろうとしたから、そこに置かないでシンクねーと声をかけました。怪獣だと思って接した方が納得することが多いです。

ゴルフの日は、どれだけ夜更かししてても早朝から元気に出かけていくから凄いなと思う。

楽しみ、やりたいことを続けてくれることが有難い。

急に、産まれてきてくれてありがとねってしみじみ言われて、お父さんももうおじいちゃんだなと思った。

そんなの口から出ることなんかないくらい、なんなら家にいても私のことを視界に入れないくらいパワフルに動き続けてた人が、そんなこと言うようになるんだなと、感心した。嬉しいようなお別れを感じるような。

上の二人は育てた記憶あるけど、お前のことはほとんど育ててないんだよ、お金を渡していただけで育てたのはお母さんだからって言ってて、確かに人生で今が一番近くにいるなと思った。同じ家で寝起きするって15年ぶりとか。

その頃はまだ怖すぎて会話とかできなかったし、まともに話すようになった、仲良くなったのはこの10年くらい。あの手紙がなかったらずっとお父さんを避けてたと思う。

施設に居た頃、他人に自分の気持ちが汲み取れるわけない、わかったつもりになってるだけだって思って、書類上の事情だけで理解した気になって話されるのが気に入らなかった。

なんだかんだ、そうやって理解しようとしてくれる人、話を聞いてくれる人、そばにいてくれた大人のおかげで生きてこれたけれど、そこまで物わかりの良い人にならなくてもいいのかもしれない。

いや、お前こそって思ったことは思ったままでいいんだと思った。どっちが正しいとか勝ち負けとか考えなくていいんだ。相手に伝えたら喧嘩になるけど、従わないからこそ守れるものもあるんだって今回のことで思ったよ。

ママに会いたいけど会えないって気持ち、お母さんはどう受け取ってるのかな。

ここにいるんだけどな…って思ってるかな?おーいって言ってるかな。

死んだらどうなるのかな。

いつも、怖くなった時抱きしめてくれてたね。

お母さんと最後の一年間一緒に過ごせて嬉しかったです。ありがとう。

相変わらず、お母さんの旦那さんは甘えたですが、ママへの感謝を口にするようになったよ。

私が、元カレのことトイレ掃除してたら降ってきたって話したら、俺はトイレ掃除してないけど奥さん降ってきたよ?って自慢してました。

ほんとに大好きなんだよね、馬鹿みたいに大切にしてる素振り見せなかったけど。

最近、お父さんも自分のこと大事にするの苦手なんだなと思ったよ。なんでこんな散らかし続けるんだこいつはって思ってたけど、予定が重なって片づける時間作れない日が続いて、自分のものがぐしゃぐしゃになった時に、あ、これがお父さんの日常なんだ、この片づけて自分の身の回りきれいにしとこうって思えないくらい疲れ切って帰ってきて、また仕事なり別の刺激の方に飛びついて疲れをとってるんだと思いました。

家片付いてるとき、片づける余裕が私にあるとき、穏やかな関係でいられます。

お母さんの、つるんつるんのほっぺが懐かしいです。

また会えるのを楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。

とか言いつつ、死んだら焼かれてポンって消えて終わりかもね。と思ってる自分もいます。

お母さんに会いたい。

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